001 黒板
出典:朝日新聞 昭和49年1月12日(土)
 第七十回芥川・直木賞予選通過作品は次の通り。
【芥川賞】日野啓三「此岸の家」(文芸八月号)、岡松和夫「墜ちる男」(文学界十二月号)、森敦「月山」(季刊芸術26号)、太田道子「流蜜のとき」(新潮八月号)、津島佑子「火屋(ほや)」(群像十二月号)、吉田健至「ネクタイの世界」(文学界十二月号)、金鶴泳「石の道」(季刊芸術27号)、野呂邦暢「草のつるぎ」(文学界十二月号)、高橋昌男「白蟻」(三田文学十月号)。
 【直木賞】戸部新十郎「安見隠岐の罪状」(毎日新聞社刊)、皆川博子「トマト・ゲーム」(小説現代七月号)、康伸吉「闇の重さ」(オール読物十一月号)、滝口康彦「日向延岡のぼり猿」(小説宝石七月号)、植草圭之助「冬の花」(文芸春秋刊)、安達征一郎「怨の儀式」(文学者八月号)、有明夏夫「サムライの末裔」(別冊文芸春秋124号)、古川薫「女体蔵志」(午後20号)。
 選考委員会は十六日午後六時、東京・築地の新喜楽で行われる。
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