145 ★ロシア文学のなつかしさ
             森 敦さん(作家)
出典:ダカーポ 141 昭和62年9月16日
『われ逝くもののごとく』(講談社)の執筆に3年を費やしていたものですから、新刊のたぐいに目を通すことができませんでした。仕事の合間に手にしたものは戦前に出版された『新潮文学全集』に収められているドストエフスキー、ゴーゴリ、チェーホフ、プラトンの作品。青年時代に読み始めたものですから、なつかしみながら丹念に読み続けております。読むたびに新しい発見があり生涯、手元から離すことができないと考えております。
↑ページトップ
森敦インタビュー・談話一覧へ戻る
「森敦資料館」に掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。