103 名誉村民 森敦氏ご逝去
    心からご冥福をお祈りします
出典:村報 あさひ 平成元年9月
 名誉村民に決定したばかりの芥川賞作家、森敦氏が7月29日午後5時43分、腹部大動脈瘤破裂のため、東京女子医大病院でご逝去なさいました。(77歳)
 森さんは、明治45年1月22日長崎市生まれ。昭和26年8月から翌春まで本村大網の注連寺に滞在し、その体験に基づいた小説「月山」を発表。49年にこの「月山」で第70回芥川賞を受賞。
 そのほか、62年にはこれも庄内を舞台とした小説「われ逝くもののごとく」で第40回野間文芸賞を受賞。著書はほかに「烏海山」「意味の変容」などがあります。
 森さんが、その生涯の文筆活動を通じて、本村に与えた影響は多大なものがあり、その栄誉は文学碑、森敦文庫のみならず、多くの村民の心に深くきざまれております。
 心からご冥福をお祈りします。
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